投稿時間:04/01/23(Fri) 14:29
投稿者名:中西@プラエセンス
Eメール:nassie@praesens.co.jp
URL :http://www.praesens.co.jp/pws/
タイトル:Re: タイヤネコサンプルプログラムの質問
> 1.voidとは?
まず,この行自体が行っていることは,「『void型のUpdateMin()』という
関数を定義している」です.
「ユーザ定義関数」を自分で定義して使うことができます.
void型とは,「返り値のない」関数を表しており,UpdateMin()という
関数は,「呼ばれると中身の処理を行うが,それによってなんらの値も
返さないことを意味します.
例えば,
action MinDrive@( Second() == 0 )
{
int i = UpdateMin();
}
のような記述は行えません.
綾織言語仕様にも下記の通り解説がありますが,
http://www.praesens.co.jp/file/pdk/manual/index_c1.html#doc2_sect:mark3
正直,関数の概念を一から説明するのはとても難しいので,
C言語の入門書(例えば http://www.gihyo.co.jp/books/syoseki.php/4-7741-1264-X )
を読んでいただいたほうがいいかもしれません.
> 2.DM( 5,"xxxxx" )とは?
これはユーザ定義関数で,私共がタイヤネコのサンプルを書いた時に,
任意に定義して使っている関数です.
どういう関数かというと,デバッグメッセージを,デバッグの詳細さレベルに
あわせて表示するための関数です.
一つめの引数の数字を,
・重要で頻度の低いデバッグメッセージなら: 10
・流れを理解するために頻繁に挿入するもの: 1
・その中間 : 2〜9
といったように指定しておき,好きな文字列を第二引数に書いておきます.
で,ソースをコンパイルする際に,
Main.ayaの186行目から記述されている下記の関数の,10のところを
好きなデバッグレベルに変更することで,
簡単に「こまかいデバッグ用メッセージを表示する」←→
「リリース用にレベル10しか表示しないようにする」
を切り替えられます.
// デバッグメッセージ処理
void DM( int lv, string str )
{
// ここの数字を変更することでデバッグメッセージを表示したり
// 非表示にしたりできます
if( lv >= 10 ) {
SetTalkWaitMode( 1 );
Talk( "\fc(ff0000)DM: " + str + "\_fc\n" );
SetTalkWaitMode( 0 );
}
}
- 以下は関連一覧ツリーです -
- ★ - タイヤネコサンプルプログラムの... - en 04/01/22(Thu) 11:58 No.1780
- Re: タイヤネコサンプルプログラ... - 中西@プラエセンス 04/01/23(Fri) 14:29 No.1781
- Re^2: タイヤネコサンプルプログ... - en 04/01/23(Fri) 17:21 No.1782