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■受賞作品紹介: コンプリート部門
コンプリート部門受賞作品の紹介です。
※「ペルソナウェア2002」は2004年7月1日に「キャラリナ -Chararina-」へ名称を変更しました。


香口 結依(かぐち ゆい) - 最優秀賞

[キャラクターの世界観]
『普通』というものをコンセプトにしています。 パソコン上に存在するというのでデジタルという馴染みにくいものを臭わすことなく、実世界での友達という世界観の基に製作しました。
一般にどこにでもいそうな、友達感覚で付き合えるような娘を想定しています。
不意に「ッス」と体育会系喋り方になったり、独特な笑い方になったりというのが個性として挙げられます。

[主な対象ユーザー]
性格としては『友達』というものを考えており、また、男性、女性ともに受け入れらてもらえるような絵柄だと思うので、世に出てきたイラストなどのCGに対して変な先入観がなく受け入れることが出切る幅広い年齢層の男女を対象として製作しています。

[キャラクターの能力・特徴]
コンセプトの『普通』を実現するために、そこにいるのが自然であり、実際に存在すると思わせる必要があり、そのためには静的→動的→インタラクティブなものにすることによって実現すると考えられます。
静的なものとして、用意した画像として、表情違いを含めて31枚の絵を用意し、感情表現をより豊かに表せるようにしました。
また、「瞬き」という動的であるアニメーションを要所要所に取り入れることで存在感を高めるようにしました。

una

[講評]
キャラクターの完成度と絵の枚数の多さで文句なく最優秀賞を獲得。小物の扱いやちょっとしたポーズのバリエーションも高い評価を得ました。色使いも上手く、一言、描き慣れているな、という印象ですね。
あえて難点を上げれば、キャラクターのオリジナリティーがやや低いと言えるでしょうか。それと色気を出したい気持は分りますが、無理に出そうとすると逆にユーザーが限られてしまうという点も考えてください。
荻野 哲哉(日本電子専門学校)



たけのこ - 優秀賞

[キャラクターの世界観]
パソコンに生えてくる一種のデジタル植物です。モチーフは旬の食べ物、筍です。

[主な対象ユーザー]
ごく一部に男性対象のセリフがありますが、全年齢の老若男女が対象です。

[キャラクターの能力・特徴]
わりとよく動きます(アニメーションします)。
動きによる癒し効果を追求しました。
特定のイベント日にはランダムで一句詠んでくれます。

東海林 優

[講評]
東海林優さんの「たけのこ」ですが、単純な構成のキャラクターでありながら表情の豊かさ、ユニークさは大変素晴らしく、審査員一同思わず笑ってしまいました。
ぜひ私のパソコンのデスクトップに置きたいと思いました。
佐藤 雅彦(日本電子専門学校)


クッキーズ - 審査員特別賞(アイデア賞)


[キャラクターの世界観]
仲良しグループ”クッキーズ” 1人だと甘えん坊なのですがグループになると何でも出来ます。どこに行くのも何をやるのにも皆一緒です。何かを決めるとき皆の意見がバラバラになっても”ひなちゃん”の一言で決まります。そんなどこにでも居る女の子とたち。多くの女の子が共感してくれると思います。

[主な対象ユーザー]
対象ユーザーは女性ならびに女の子です。もちろん可愛い系が好きな男の子も可!
学校や職場から帰ってきたとき可愛いクッキーズがお出迎えしてくれます。絵が控えめに作ってありますので画面の邪魔になりません。何よりたくさん居るので見ていてあきません。

[キャラクターの能力・特徴]
お菓子やおしゃれが大好きです。イラストに”クッキーズ”が大好きな”ポッキー”をレイアウトしてみました。
個性派ぞろいですのでケンカもします。そんな時は”チョウチョウの精ひなちゃん”が皆をまとめます。

鳥尾

[講評]
ドットで描かれた小さな女の子たちはとても可愛らしく、単純で大きく描かれたキャラクタに負けない存在感がありました。背景まで含めて表現するスタイルも新鮮でした。現段階での完成度はまだまだですが、この小さなキャラクタ1人1人がアニメーションするなどの工夫があれば、非常に面白い作品になったと思います。
五十嵐 淳之(日本電子専門学校)


ソフィア・フローレンス - 審査員特別賞(技術賞)
[キャラクターの世界観]
PC上に住む電子秘書で、ユーザーのサポートを行なう。

[主な対象ユーザー]
女性キャラクターであることから、主に10代〜30代の男性

[キャラクターの能力・特徴]
秘書であることから、ユーザーの予定管理として簡易スケジューラ機能を備えている。 又、暇な時にには音楽を流したり、話をすることが出来る。

鈴木 駿一,浜田 智行

[講評]
コンプリート部門の応募8作品のなかで、唯一のPDKによるフルスクラッチ作品。使いやすい画面構成の独自のスケジューラなどを作り込んでいた点が評価されました。
キャラクターのCGも頑張って描かれており、コンセプトである「電子秘書」にふさわしい柔和な表情に好感が持てます。
中西 巧(プラエセンス株式会社)



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