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■受賞作品紹介: キャラクターデザイン部門
キャラクターデザイン部門受賞作品の紹介です。
※「ペルソナウェア2002」は2004年7月1日に「キャラリナ -Chararina-」へ名称を変更しました。


ユキちゃん - 優秀賞

[キャラクターの世界観]
コンピュータが発展し普及している世界の女の子。コンピュータがあれば不可能もなく、不自由する事も無いが、ユキちゃんはアナログ時代を表すようなモノを好み、直に本を読むのが好き。でも、ネット好きなので、いつも持っている本はパソコンにも変形する。ユキちゃんはそんな女の子なので周りと違うので、少しヒネている。

[主な対象ユーザー]
このキャラは上記の様に、今疎かになっている部分(アナログ)からヒントにしましたが、デジタルも好きでそういう世界に住んでいるという矛盾さや、 そこから出る面白味を出して、好感が持てるようにし、画風も可愛らしくした女性向のキャラ(年で言うと中・高生)。

中澤 恵理

[講評]
全体のバランスもよく、色使いも奇麗、まとまりのあるキャラクタに仕上がっています。キャラクタの感情にあわせて表情を変える「お面」もいいアクセントになっています。「デジタル世界に住む、アナログ好きな女の子」という設定をもう少し煮詰めて、キャラクタの個性を出すことができれば、より一層魅力的な作品になったのではないでしょうか。
五十嵐 淳之(日本電子専門学校)



アーウィン リザ - 優秀賞

[キャラクターの世界観]
(アーウィンはGパンを履いた方で、リザは鳥の方です)
アーウィンとリザの舞台はアメリカ西部の田舎町です。 アーウィンは正義感が強い為、町の皆の推薦で保安官の仕事をしています。ペットのリザと共にパソコンの中の治安を守ることでしょう。
・アーウィンの性格は、正義感が強く少々ナルシストです。長い足でとても速く走り、いち早くユーザーに情報を提供します。
・リザの性格は、冷静ですがマイペースで、いつもボーっとしています。熱血漢のアーウィンと反対なタイプです。

[主な対象ユーザー]
女性をターゲットとしています(10代から20代の女性を対象にしています)

久保島 咲子

[講評]
女性うけのするアメリカナイズされたキャラクターデザインと、2匹のアンバランスなコンビネーションが注目に値し楽しい展開が予想されます。
シルエット的なカッコ良さはありますが、足に合わせ手をもう少し大きくするとバランスが取れたと思います。
小幡 公春(代々木アニメーション学院)



我輩は猫である(我猫) - 優秀賞



[キャラクターの世界観]
実在の猫の種類
アビシニアンやペルシャ、シャムなどと女性の合いの子(愛の子)。猫の気まぐれさ、したたかさが女性と共通する所有りと思いこのような形に。日々のんびりと、秋の空と猫心気まぐれな世界

[主な対象ユーザー]
小さいお子様から、猫耳というか猫なのでその手のジャンルが好きな大きなお友達ま で。
+猫好きな人

石井 雄馬

[講評]
大変あじわいのある絵を描いています。 日本文化を感じさせるような、なぜか懐かしい、そんな雰囲気を形や色、キャラクターが持つ表情から感じさせてくれました。それぞれの横顔や動きなど、バリエーションも見たい所です。
現在流行しているキャラクターとは少し違っていると思いますので、このままのスタイルで進めていくと、おもしろい結果が出るのではないでしょうか。
庭野 寛之(日本デザイン専門学校)



clay (クレーイ:粘土) - 審査員特別賞(アイデア賞)

[キャラクターの世界観]
自分の性格を知る。
自分の性格を見つめ直す。
自分のいいところをいかす。

[主な対象ユーザー]
性格の変化が多い学生(中・高)
自分のマスコットに活用。

崔 童竣

[講評]
メインキャラクターが変形して感情を形や色で表現する企画内容がすばらしいです。形態そのものを変えすぎるとまとまりがなくなってしまいますが、1つのキャラクターとしてしっかりと表現できていると思います。
アウトラインの表現や、それぞれの表情も上手く描けています。
庭野 寛之(日本デザイン専門学校)



椰子ノ葉 しいあ - 審査員特別賞(技術賞)

[キャラクターの世界観]
慕っていた兄を交通事故で亡くして以来、すっかり口数が減ってしまった。初対面の相手には冷たいが、親しくなれば自然と心を開いてくれる。自分のことを「ぼく」と呼び、話し相手を「キミ」と呼ぶ。

[主な対象ユーザー]
主に十代の男性、妹好きの人。

笠原 康弘

[講評]
笠原康弘さんの「椰子ノ葉 しいあ」ですが、個性や表情などが少し前面に出てない部分も感じられますが、全体のバランスや配色、影の付け方など技術的に大変高いものがあり、これからの作品造りが期待できると感じました。
佐藤 雅彦(日本電子専門学校)



無花果 - 審査員特別賞(技術賞)

[キャラクターの世界観]
ユーザーをサポートする、巫女服のメイドさんという感じで、それだけでは特徴が薄くなってしまうので、スパイス程度のファンタジー的要素として、猫の耳をプラスしました。

[主な対象ユーザー]
主に、アニメやゲームの好きな男性の方々。
気に入って頂ければ、女性にも、男女どちらとも。
幼めのキャラに抵抗のない方

黒田 由香里

[講評]
猫耳&メイド系巫女さん姿といった、まさに今流行りの絵というのは、実を言うと審査的には批判的な要素ともなるのですが、それを跳ねのけるだけの可愛らしい表情と、全身を使った女の子らしい自然なポーズ、更に高度なCGテクニックが高い評価を得ました。
小幡 公春(代々木アニメーション学院)



フワールド - 審査員特別賞(ファンシー賞)

[キャラクターの世界観]
フワールドはパソコンの中に住み着く、ペンギンでもなくクマでもない不思議な生き物です。いつもパソコンの中で、ヒレのような手と足でフワフワと自由気ままに泳ぎ回っています。
性格はのんびり屋で、毎日楽しくフワフワと泳ぎ回るのが何よりも大好きです。

[主な対象ユーザー]
主に10代〜20代の女性がターゲットですが、アクのないかわいらしいデザインにすることによって、幅広い年齢層にも受け入れてもらえる作品になっています。

竹田 早苗

[講評]
今回のコンテスト、ファンシーキャラクターの中で一番完成度の高かった作品。
作者によるとアクのないかわいらしさが売りとのことですが、残念ながらその部分がマイナス要因となってしまっています。
背景となる世界や生き物の設定を作り込んでからキャラクターを作ると、もっともっと生き生きとしたキャラクターになります。足ヒレや服?の模様がユニークな特徴と言えますね。
荻野 哲哉(日本電子専門学校)



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