----------------------------------------------------------------------- 時計あわせプラグイン for Chararina 取扱説明書 Copyright(C) 2001-2004 Praesens, Inc. All rights reserved. http://www.praesens.co.jp/pws/ ----------------------------------------------------------------------- 1.はじめに 時計あわせプラグインをダウンロードいただきありがとうございます.時 計あわせプラグイン(以下本プラグイン)はChararina(キャラリナ)上で動作 するキャラクターと連動することが可能なプラグインです. 2,3章でキャラクターとの連携に用いるプラグイン関数の使用方法について 説明しますので,本プラグインに対応したキャラクターを作成する方はご 覧下さい. 2.プラグイン関数 本プラグインは常駐プラグインです.キャラクターからLoadPlugin関数を 用いる必要はありません. 時計あわせプラグインは綾織から呼び出せる下記のプラグイン関数を実装 していキャラクターからこれらのプラグイン関数を呼び出すことで,キャ ラクターから時計あわせプラグインを操作できます. ・import int LF_SNTPCLIENT_AccessAndAdjust() 機能 サーバにアクセスし,時計のずれを補正します. 引数 なし 戻り値 -3 オフラインである. -2 サーバにアクセス中. 0 正常に補正できた. 1 補正の必要が無い(ずれが200ms未満). それ以外のエラーならそれ以外を返します. ・import void LF_SNTPCLIENT_Config() 機能 設定ダイアログを開く. 引数 なし ・import void LF_SNTPCLIENT_SetServer(string server) 機能 見に行くサーバを指定します. 引数 serverは、ホスト名あるいはIPアドレス. ・ポートを指定したい場合は,末尾にコロンとポート番号を 付加して下さい. 例: LF_SNTPCLIENT_SetServer( "time.nist.gov:123" ) ・import int LF_SNTPCLIENT_Access() 機能 サーバにアクセスして,時計のずれを調べます. 引数 なし 戻り値 -2 サーバにアクセス中. -3 オフラインである. 0 正常にアクセスできた. それ以外のエラーならそれ以外を返します. ・import int LF_SNTPCLIENT_GetOffset() 機能 LF_SNTPCLIENT_Accessでサーバにアクセスしたときに調べた時計の ずれを得ます. 引数 なし 戻り値 時計のずれを返します. 単位はミリ秒.正なら時計は遅れています.負なら時計は進んでいます. ずれが大きいために結果がintで表現できない場合は,intで表現可能な 最大/最小値を返します.これは,およそプラスマイナス24.855日に相当 します. ・LF_SNTPCLIENT_Adjust・LF_SNTPCLIENT_AccessAndAdjust・ 右クリックメニューの「時計あわせ」・定期的な補正のいずれかで 時計を補正した後に呼ぶと,補正後の時計のずれが得られます. ・import int LF_SNTPCLIENT_GetDelay() 機能 サーバにアクセスしたとき,通信にかかった時間を返します. 引数 なし 戻り値 [パケットを投げてから戻ってくるまでの時間]から,[サーバが パケットを処理するのに要した時間]を引いたものを返します. 単位はミリ秒. ・import int LF_SNTPCLIENT_Adjust() 機能 LF_SNTPCLIENT_Accessでサーバにアクセスしたときに得た時計のず れを基に,時計を補正します. 引数 なし 戻り値 正常に補正できれば0を返します. エラーならそれ以外を返します. 3.コールバック関数 ・export void LF_SNTPCLIENT_cAccessAndAdjust( int errorcode, int offset, int delay ) 定期的な補正が正常に行われた場合,あるいは 右クリックメニューの「時計あわせ」が選択されて補正が正常(あるいは 異常)に行われた場合は,この関数が呼ばれます. 引数 offset 補正する前の時計のずれです. LF_SNTPCLIENT_GetOffsetで得られるものと同じです. delay LF_SNTPCLIENT_GetDelayで得られるものと同じです. errorcode LF_SNTPCLIENT_AccessAndAdjustの戻り値と同じです. キャラクターがこの関数を実装していると,プラグインは時計あわせの結果 をユーザに報告しません. 4.著作権,免責事項など 知的財産権 ・本ソフトウェア(画像・ドキュメントを含む)に関する一切の著作権その他 の無体財産権は,プラエセンス株式会社が所有します. 禁止事項 ・お客様は,本ソフトウェアについて,変更,改変,複製を行うことはでき ません. ・お客様は,本ソフトウェアについて,リバースエンジニアリング,逆コン パイル・逆アセンブル,その他の方法でソースコードを解析することはで きません.また,本ソフトウェアが生成するデータファイルについて,リ バースエンジニアリングすることはできません. 免責事項 ・本ソフトウェアは現状のままで提供されるものであり,当社は,本ソフト ウェアに関して,完全性・正確性・有用性・第三者の権利不侵害性・その 他一切の保証を致しません. ・当社は,本ソフトウェアの瑕疵,不具合等ならびに本ソフトウェアを使用 した結果および使用不可につき,修補義務・保守義務・その他いかなる責 任も負いません. 5. 変更履歴 2001/7/17 for 1.50β2 ・プロトタイプ完成 2001/7/31 for 1.50β3 ・GetOffset()の戻り値がオーバーフローするのを修正. 2001/9/16 for 1.50 ・LF_SNTPCLIENT_cAccessAndAdjustの引数offsetが、 補正前の値を指すようにした. 2001/10/15 ・起動してから手動で時計あわせを動かすまで,定期的な時計あわせが うまく働かないのを修正. 2001/10/26 ・インターネットに接続されていない状態で右クリックメニューから時計あわ せを行うと,エラーメッセージが表示されないのを修正. 2002/1/15 Ver0.92 ・ペルソナを「常に手前に表示」にしていると、設定ダイアログがペルソナの 後ろに隠れてしまうのを修正. 2002/3/25 Ver0.93 ・設定ダイアログにアクセラレータキーをつけた. 2004/6/30 Ver0.94 ・NTPサーバ ntp1.jst.mfeed.ad.jp 〜 ntp2.jst.mfeed.ad.jp を設定に追加.