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■Chararinaの内部構造
Chararinaとキャラクター、プラグイン等の構造について


Chararinaは、VM(Virtual Macine:仮想的なCPU)構造を持つ一種のプラットフォームです。Chararinaだけではほとんど動作は行わず、Chararinaから実行するべきキャラクターがあってはじめて動作します。

Chararina用キャラクターの「核」となるのは、記述言語である「綾織」を綾織コンパイラayacでコンパイルを行うことにより生成される、拡張子.exaの「実行形式ファイル」です。exaファイルはWindowsでいうところのexeファイルにあたり、Chararinaはこのexaファイルを実行します。
キャラクターの振る舞いは、このexaファイルに(プログラムとして)記述されます。


Chararina・キャラクターのプログラム構造

上図の通り、Chararinaの「キャラクター」は、Chararinaという一種のCPUの上で実行されるプログラムであるといえます。キャラクターのプログラム(.exa形式のファイルとして記録されている)から台詞を表示したり、画像をロードしたり、音声を再生することで「振る舞い」ます。
また、Chararinaは時分割処理により、複数のキャラクターを同時に起動し動作させることができます。

キャラクターから直接Windowsのネイティブな機能を呼び出している部分がないことに注意してください。キャラクターの動作は、キャラクターがPCに致命的な悪影響を与えることがないよう、Chararinaによって制限されています。

「キャラクター層」に含まれるほとんどすべてのファイル(*1) は、ネットワーク更新機能によって、WWWサーバからダウンロードして差し替えを行うことが可能です。画像ファイルや音声ファイルだけでなく、コンパイル済み綾織プログラム(.exa)の差し替えも可能としているため、キャラクターはネットワーク更新によって表面的でない根本的な更新 −台詞の変更や辞書の追加だけでなく、機能追加そのもの− を行うことができます。

 

*1: 「キャラクター定義ファイル」(.psn)を除く。このpsnファイルには、ネットワーク更新時のURLや、著作権情報、データ復号化のキーが含まれている。