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 拍手ボタンプログラムモジュール Ver.1.00 for Chararina

                                                          取扱説明書

               Copyright(C) 2005 Praesens, Inc. All rights reserved.
                                      http://www.praesens.co.jp/pws/
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1. はじめに

    拍手ボタンプログラムモジュールをダウンロードいただきありがとうご
    ざいます.
    本モジュールはキャラクターに組み込むことにより,ユーザから「拍手」
    やそれに類する応援のコメントを受け取ることができます.台詞の書き
    換えにより別の演出にすることも可能です.オリジナルのキャラクター
    を作成する際に活用してください.

    また,本モジュールはChararina Ver.3.00以上で動作するキャラクタから
    利用可能なプログラムモジュールです.
    2,3章で使用方法について説明しますので,本プログラムモジュールを
    用いたキャラクタを作成する方はご覧下さい.

    本モジュールでは,通信のためにプラエセンス社のサーバを使用します.
    本モジュールをChararina用キャラクタに組み込んで利用する形態に限り,
    どのキャラクタからでも本サーバをご利用いただけます.
    但し,本モジュールからのサーバ利用は試験的運用であり,サーバは
    予告なしに停止・メンテナンスを行う可能性があります.また,永続的な
    サービスを保証するものではありません.


2. ファイル構成

   readme.txt
   src\
    |clap.exa        :拍手ボタンプログラムモジュール
    |lib.aya         :雑多な関数群
    |Talk_clap.aya   :拍手ボタンでのみ使用するメッセージ・選択肢等
    |Talk_share.aya  :拍手ボタン等で使用するメッセージ・選択肢等
    |
    |clap.h          :clap.exaのヘッダファイル
    |lib.h           :lib.ayaのヘッダファイル
    |Talk_clap.h     :Talk_clap.ayaのヘッダファイル
    |Talk_share.h    :Talk_share.ayaのヘッダファイル

   ※弊社から配布されているほかのモジュールと同一名称のファイルが存在
     した場合は,一番新しいファイルを使用してください.


3. キャラクタへの組み込み方法

  1) "拍手ボタン"は,主に下記の関数から使用できます.これはclap.exa内
     に記述されており,この関数をキャラクタから呼び出すことで利用可能
     です.
     これらの関数を,キャラクタのプログラムソースファイルの適切な箇所に
     組み込んでください.
    
    ・void Clap_Do()
        拍手処理を開始します.ただしこの際インターネット接続状態であ
        る必要があります.
        キャラクターのメニューなどから呼び出します.

  2) lib.ayaの以下の変数に値をセットします.必ず正しい値をセットして
     ください.
     ただし,これらの変数を既に宣言している場合は,適宜コメントアウト
     してください.(タイヤネコをベースに開発している場合はsetting.aya
     に既に定義されていますので,lib.aya内の記述はコメントアウトして
     ください)

    ・string MyVd      : キャラクタのベンダーコード
    ・string MyTYPE    : キャラクタの型番
    ・string MyName    : キャラクタの名前
    ・string User      : ユーザの呼び方

  3) Talk_clap.aya,Talk_share.aya内の台詞や選択肢文字列を,キャラクタ
     にあわせて書き換えます.デフォルトでは,ほぼプラエセンス社製キャ
     ラクタ"春菜"の台詞になっています.

  4) 以下の3つのayaファイルを,ayacでコンパイルします.
     この際,Chararina Ver.1.50用の標準関数プロトタイプ宣言である
     Prototype150.ayaが必要です.PDK 3.00等から用意してください.
    ・lib.aya          → lib.exa
    ・Talk_clap.aya    → Talk_clap.exa
    ・Talk_share.aya   → Talk_share.exa
  
  5) 先ほどコンパイルしてできた3つのexaファイルと,添付のclap.exa
     を,キャラクタのdatフォルダ以下にコピーします.

  6) exapack.lstを使用している場合は今回作成した全てのexaファイルを一
     覧の中に追加してください.
  
  以上で組み込みは完了です.

  集計結果はChararina管理メニューの"統計情報"->"拍手ボタン集計"から見
  ることができます.

    Chararina管理メニュートップ  https://www.praesens.co.jp/mgn/user/def/


4. 著作権,免責事項など

知的財産権

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    ンジニアリングすることはできません.

免責事項

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    した結果および使用不可につき,修補義務・保守義務・その他いかなる責
    任も負いません.



5. 変更履歴
2005/04/12  1.00.初公開