-------------------------------------------------------------------- 春菜通信V2プログラムモジュール Ver.1.01 for ペルソナウェア Ver.1.50 取扱説明書 Copyright(C) 2001 Praesens, Inc. All rights reserved. http://www.personaware.gr.jp/ -------------------------------------------------------------------- 1. はじめに 春菜通信V2プログラムモジュールをダウンロードいただきありがとう ございます. 春菜通信V2プログラムモジュールは,ペルソナウェア Ver.1.50以上で 動作するペルソナから利用可能なプログラムモジュールです. 2,3章で使用方法,4章でメニュー構成について説明しますので,本プロ グラムモジュールを用いたペルソナを作成する方はご覧下さい. 本モジュールでは,通信のためにプラエセンス社のサーバを使用します. 本モジュールをペルソナウェア用ペルソナに組み込んで利用する形態に 限り,どのペルソナからでも本サーバをご利用いただけます. 但し,本モジュールからのサーバ利用は試験的運用であり,サーバは 予告なしに停止・メンテナンスを行う可能性があります.また,永続 的なサービスを保証するものではありません. 2. ファイル構成 readme.txt src\ |1lbm2p.exa :春菜通信V2プログラムモジュール |lib.aya :雑多な関数群 |Talk_1lbm2.aya :春菜通信V2でのみ使用するメッセージ・選択肢等 |Talk_share.aya :春菜通信V2等で使用するメッセージ・選択肢等 | |1lbm2p.h :1lbm2p.ayaのヘッダファイル |lib.h :lib.ayaのヘッダファイル |Talk_1lbm2.h :Talk_1lbm2.ayaのヘッダファイル |Talk_share.h :Talk_share.ayaのヘッダファイル 3. ペルソナへの組み込み方法 1) "春菜通信V2"は,主に下記の2つの関数から使用できます.これは 1lbm2p.exa内に記述されており,これらの関数をペルソナから呼び出す ことで利用可能です. これらの関数を,ペルソナのプログラムソースファイルの適切な箇所に 組み込んでください. ・void Menu1lbm() Menu1lbmは,春菜通信V2のメニューを開きます.ここからメッセージ の作成や送信を行うことができます. 左クリック(MouseUpL標準アクション)された際のメニュー等から 呼び出します. ・void AccessServer1lbm() 春菜通信V2のサーバにアクセスし,新着メッセージがあれば表示しま す.この関数を呼ばないと,メッセージを受信できないので注意して ください. ScriptUpdating標準アクション等のインターネットに接続するタイ ミングや,左クリック時メニューなどから呼び出します. 2) lib.ayaの以下の変数に値をセットします.必ず正しい値をセットして ください. ただし,これらの変数を既に宣言している場合は,適宜コメントアウト してください. ・string MyVd : ペルソナのベンダーコード ・string MyTYPE : ペルソナの型番 ・string MyName : ペルソナの名前 ・string User : ユーザの呼び方 3) Talk_1lbm2.aya,Talk_share.aya内の台詞や選択肢文字列を,ペルソナ にあわせて書き換えます.デフォルトでは,ほぼプラエセンス社製 ペルソナ"春菜"の台詞になっています. 4) 以下の3つのayaファイルを,ayacでコンパイルします. この際,ペルソナウェア Ver.1.50用の標準関数プロトタイプ宣言である Prototype150.ayaが必要です.PDK 1.50等から用意してください. ・lib.aya → lib.exa ・Talk_1lbm2.aya → Talk_1lbm2.exa ・Talk_share.aya → Talk_share.exa 4) 先ほどコンパイルしてできた3つのexaファイルと,添付の1lbm2p.exa を,ペルソナのdatフォルダ以下にコピーします. 以上で組み込みは完了です. 4. メニュー構成 本章では,春菜通信V2のメニュー構成を示します. メッセージや選択肢を修正する際の参考にして下さい. 以下のメニュー構成の記述において, ・SEL 〜/〜という記述は,左が春菜での選択肢,右が対応する変数(SELS_lbm…)を表します. ・SEL 〜/〜()という記述は,左が春菜での選択肢,右が対応する関数(SELF_lbm…)を表します. ・TALK 〜/〜()という記述は,左が春菜でのメッセージ,右が対応する関数(TALKF_lbm…)を表します. 例えば, SEL これは何?/SELS_1lbmWhatIs という記述は,春菜なら「これは何?」という選択肢を出す部分であり, この選択肢は,変数「SELS_lbmWhatIs」の値を変えることで変更できることを表します. ほとんどの関数・変数はTalk_1lbm2.ayaに書かれていますが,一部はTalk_share.ayaや lib.ayaに書かれています. 4.1 メインメニューの構成(一部省略) TALK 春菜通信V2/TALKF_lbmMenu SEL これは何?/SELS_lbmWhatIs TALK ほかの場所にいるわたしの分身・・・/TALKF_lbmExplain() SEL あたらしいメッセージを書く/SELS_lbmWriteNew TALK 送信するメッセージを書いてください./TALKF_lbmMesgNew() (ここで 4.3 メッセージ作成時のメニュー構成 へ) SEL 受信したメッセージを見る/SELS_lbmViewRecv TALK まだ,届いているメッセージはないようですね./TALKF_1lbmRecv0() ... 受信メッセージが無い時のみ Page = 2/4 SEL [←前ページ]/SELS_PrevPage SEL 9/12 返信テスト2 > 返信テス… TALK 9/12 hogeさんからのメッセージです ...クリックするとブラウザが開く 「返信テスト2 > 返信テスト > 送信テスト」 でした./TALKF_lbmViewRecv() SEL このメッセージに返事を書く/SELS_lbmRecvReply ... 「あたらしいメッセージを書く」とほぼ同じ TALK 「hoge」というメッセージに,お返事を・・・/TALKF_lbmMesgReply() (ここで 4.3 メッセージ作成時のメニュー構成 へ) SEL [保護]/SELS_lbmProtect ... (既に保護されていれば「保護解除」) YesNo()の確認あり SEL [削除]/SELS_lbmDelete ... (既に保護されていれば非表示) YesNo()の確認あり SEL [アドレス帖へ追加] /SELS_lbmAddToAddressBook ... アドレス帳に無い場合のみ. YesNo()の確認あり SEL [アドレス帖のこの人の欄に上書き] /SELS_lbmOverwriteOnAddressBook ... アドレス帳にある場合のみ. YesNo()の確認あり SEL [着信拒否リストへ追加] /SELS_lbmAddToRejectList ... 着信拒否リストに無い場合のみ. YesNo()の確認あり SEL [着信拒否リストのこの人の欄に上書き]/SELS_lbmOverwriteOnRejectList ... 着信拒否リストにある場合のみ. YesNo()の確認あり SEL なるほど/SELS_lbmViewOk ... SEL [次のページ→]/SELS_NextPage SEL < 戻る/SELS_BackMenu SEL 送信済みのメッセージを見る/SELS_lbmViewSent TALK まだ,送ったメッセージはないようですね./TALKF_1lbmSent0() ... 送信メッセージが無い時のみ Page = 2/4 SEL [←前ページ]/SELS_PrevPage SEL 9/12 送信テスト hoge TALK 「送信テスト hoge」/TALKF_lbmViewSent() SEL [保護]/SELS_lbmProtect SEL [削除]/SELS_lbmDelete SEL < なるほど/SELS_lbmViewOk ... SEL [次のページ→]/SELS_NextPage SEL < 戻る/SELS_BackMenu SEL 未送信のメッセージを修正する/SELS_lbmViewUnsent ... (未送信のメッセージがある場合のみ表示) Page = 2/4 SEL [←前ページ]/SELS_PrevPage SEL 返信テスト2 > 返信テス… TALK hogeさんへのメッセージです. 「返信テスト2 > 返信テスト > 送信テスト」 でした./TALKF_lbmViewUsnt() SEL [修正]/SELS_lbmModify (ここで 4.3 メッセージ作成時のメニュー構成 へ) SEL [削除]/SELS_lbmDelete ... (既に保護されていれば非表示) YesNo()の確認あり SEL [送信]/SELS_lbmSend SEL < なるほど/SELS_lbmViewOk ... SEL [次のページ→]/SELS_NextPage SEL < 戻る/SELS_BackMenu SEL 未送信のメッセージを送信する/SELS_lbmSendUnsent ... (未送信のメッセージがある場合のみ表示) TALK /TALKF_lbmSending() (ここで送信) TALK /TALKF_1lbmSendError() ... 送信失敗時 TALK /TALKF_lbmSent() ... 送信成功時 SEL HTTPアクセス権限について/SELS_lbmHttpAccessPermission ... (HTTPでの通信が禁止されている場合のみに表示) TALK 現在,この機能を使うための・・・/TALKF_lbmHowToPermitHttp() SEL アドレス帳/SELS_lbmAddressBook TALK アドレスが登録されていないようです./TALKF_1lbmAddr0() ... アドレス帳が空の時のみ SEL [←前ページ]/SELS_PrevPage SEL hoge TALK ニックネーム:・・・/TALKF_lbmAddressBookEntry() SEL [修正]/SELS_lbmProfModify SEL ニックネーム :hoge /SELF_lbmModifyNickname() SEL メールアドレス:(未設定)/SELF_lbmModifyMailaddr() SEL URL :(未設定)/SELF_lbmModifyUrl() SEL [削除]/SELS_lbmProfDelete ... YesNo()の確認あり TALK アドレス帖から削除しますか?/TALKF_1lbmConfirmDeleteAddress() SEL /YesNo() SEL この人にメッセージを書く/SELS_lbmWriteTo TALK ○○さんにメッセージを送ります・・・/TALKF_lbmMesgWriteTo() (ここで 4.3 メッセージ作成のメニュー構成 へ) SEL < 戻る/SELS_BackMenu ... SEL [次のページ→]/SELS_NextPage SEL < 戻る/SELS_BackMenu SEL [設定]/SELS_lbmConfig SEL ユーザプロファイル/UserProfile SEL ニックネーム :[hoge ]/SELF_lbmModifyNickname() SEL メールアドレス:[(未設定)]/SELF_lbmModifyMailaddr() SEL URL :[(未設定)]/SELF_lbmModifyUrl() SEL これでいい/SELS_lbmProfOk TALK プロフィールを変更しました./TALKF_lbmProfileOk() SEL 着信拒否/SELS_lbmReject TALK 着信拒否すべき相手が・・・/TALKF_1lbmRjct0() ... 着信拒否リストが空の時のみ (トップメニューの「アドレス帳」とほぼ同じ) SEL 自動削除/SELS_lbmAutoDelete TALK 保存メール数の上限を設定しますか?/TALKF_lbmConfirmAutoDelete() SEL うん/(YesNo()) TALK 上限を入力して下さい(最小値は20)/TALKF_lbmInputAutoDelete() (EditBox) TALK 上限を300に設定しました/TALKF_lbmOutputAutoDelete() SEL そうでもない/(YesNo()) SEL < 戻る/SELS_BackMenu SEL ×終了/SELS_EndMenu 4.2 メッセージ到着時のメニュー構成 TALK 春菜通信であたらしいメッセージが届きました./TALKF_lbmNewArrived() TALK いまご覧になりますか?/TALKF_lbmDoYouReadNow() SEL うん/SELS_lbmViewNow (ここから「受信したメッセージを見る」のメニューへ) TALK メッセージを今すぐ送信しますか?/TALKF_lbmConfirmSendNow() ... 未送信のメッセージがある場合のみ表示 SEL うん/SELS_lbmSendNow TALK /TALKF_lbmSending() (ここで送信) TALK メッセージの送信に失敗するみたいです…./TALKF_1lbmSendError() ... 送信失敗時 TALK メッセージを送信しました./TALKF_lbmSent() ... 送信成功時 SEL 後でいいや/SELS_lbmSendLater SEL 後でいいや/SELS_lbmViewLater 4.3 メッセージ作成時のメニュー構成 (EditBox) TALK 「test message」 でいいですか?/TALKF_lbmMesgConfirm() SEL メッセージを修正する /SELS_lbmMesgModify TALK では,もう一度修正してお願いします./TALKF_lbmMesgModify() SEL ニックネーム :[あり]/SELF_lbmMesgNickname() SEL メールアドレス:[あり]/SELF_lbmMesgMailadr() SEL URL :[あり]/SELF_lbmMesgUrl() SEL 宛先先地域限定:[限定なし]/SELF_lbmMesgRegion() SEL 限定なし SEL 北海道 SEL 東北 SEL 東北全域 SEL 青森 SEL 秋田 ... ... SEL 宛先ペルソナ限定:[限定なし]/SELF_lbmMesgPersona() SEL 限定なし SEL 春菜 ... MyNameの値が選択肢として使われる. SEL これでいい/SELS_lbmMesgOk SEL 送るのをやめる/SELS_lbmMesgCancel TALK それでは,とりやめます./TALKF_lbmMesgCancel() TALK はい,たしかに承りました./TALKF_lbmAccepted() ... 成功時のみ TALK なにか…書き込みがうまく行かないみたいです…/TALKF_lbmFileWriteError2() ... 失敗時のみ 5. 補足 ・保護について メッセージを保護すると,一覧表示で「保」の文字が出る. この文字は,SELS_1lbmProtectedとSELS_1lbmUnrotectedの値を修正することで変更可能である. ・着信拒否について サーバ側でフィルタをかけるのではなく,クライアント側で着信拒否メッセージを捨てるようなっている. つまり,「とりあえずメッセージを受信し,着信拒否すべきなら捨てる」という方針をとっている. 従って,送信者も受信者も,メッセージが捨てられたことを検出できない. ・自動削除について ・保存領域が,保護されたメールで一杯になったら? 例えば,保存領域30個のうち28個が保護メールで埋まっており, 自分宛てに4通のメールが来たとする.この場合,あふれた2通を捨てる. 送信者も受信者も,メッセージが捨てられたことを検出できない. ・危険なメッセージ(\oや\a)について \o は禁止,\a は許可される. 送受信時,\oは,¥oに変換される. 6. 著作権,免責事項など 知的財産権 ・本ソフトウェア(画像・ドキュメントを含む)に関する一切の著作権その他 の無体財産権は,プラエセンス株式会社が所有します. 禁止事項 ・お客様は,本ソフトウェア内のバイナリモジュールについて,リバース エンジニアリング,逆コンパイル・逆アセンブル,その他の方法でソー スコードを解析することはできません. また,本ソフトウェアが生成するデータファイルについて,リバースエ ンジニアリングすることはできません. 免責事項 ・本ソフトウェアは現状のままで提供されるものであり,当社は,本ソフト ウェアに関して,完全性・正確性・有用性・第三者の権利不侵害性・その 他一切の保証を致しません. ・当社は,本ソフトウェアの瑕疵,不具合等ならびに本ソフトウェアを使用 した結果および使用不可につき,修補義務・保守義務・その他いかなる責 任も負いません. 7. 変更履歴 2001/12/07 1.00.初公開 2002/01/26 1.01 ・メッセージ総受信数が総送信数を越えていた場合,自分宛てのメッセージ でも受信処理を行わなかった動作を修正.